知ってるようで知らない話のバイナリーオプション。日本でもここ数年人気のある投資の一つですが、そもそもこのバイナリーオプションというのは一体いつからあるのでしょうか?
そう思う方も意外といるのではないか?時々聞かれることもあったのですが、管理人も深く考えていなかったので今回は調べてみました^^
今回の記事は特に知ったところで取引に影響するわけではありませんので、興味がある方が見ていただければと思いますが、自分の稼ごうとしているものの歴史を知るのは悪いことではないですね。
バイナリーオプションの歴史
低資金から始めれるというところが””投資=お金持ちのすること””というイメージを変えるきっかけもあり4年程前から日本でも人気のあるバイナリーオプション。
実はその歴史は浅いもので、最初にバイナリーオプションを金融取引として金融商品化をしたのがイギリスのIGホールディング株式会社のようです。
また正式に金融商品として確立したのは金融先進国であるアメリカであり、2003年が確立した年です。つまり、2018年現在で考えるとバイナリーオプションが生まれてからの歴史はまだ15年と非常に浅いのです。
バイナリーオプションに類似した取引方法は数十年前から存在していたとされていますが、その取引に関する規制をまとめ、正式に金融商品として商品化したのがIGホールディングスということになります。
また2009年に、IGホールディングスは日本のFX ONLINE JAPANと提携を組みます。このFX ONLINE JAPANは名前の通りFXをメインに扱っている企業であったのですが、事業拡大の為に、アメリカで人気が高まっていたバイナリーオプションに目をつけたのです。これが後のIGマーケッツ証券となります。
という訳で実はバイナリーオプションの歴史はまだまだ浅く、発展途上である。と言えます。
バイナリーオプションのブームはいつから?
バイナリーオプションよりも先に日本で取引されていたFXでは個人投資家を中心に人気がありました。そしてFXは主婦やサラリーマンにも広がり、その中でも数千万円という利益を上げる方がちらほら出てきたことよりFXブームが到来しました。
その影響もあってか為替取引に対する注目も高まり、FXよりも取引ルールが単純であり、かつ資金効率が高いという点が注目されバイナリーオプションの人気も上昇したと言えます。
しかし、社会はそう甘くなく、2009年に発生したリーマンショックや世界的金融恐慌影響で『損をする人』を増え、人気上昇中であった為替取引の人気は鎮火されることになりました。
その後、世界経済が回復していく中で、FXやバイナリーオプションの人気も回復していくことで、海外、国内ともに取り扱いが増えるようになりました。
2011年には日経新聞に取り上げられるなどのことから個人投資家が外貨に変わる一手段としてバイナリーオプションは注目を浴びる金融取引となりました。
バイナリーオプションにおける国内業者の規制で海外業者が注目される!!
人気が出てきたバイナリーオプションですが、2013年に大きな転機を迎えることになります。
それは、日本国内業者において、取引時間など、バイナリーオプションに対する大きな規制がありました。
バイナリーオプションは短時間での取引が魅力的な半面、ギャンブル性が高まるという観点もあり、規制前までは国内外に関わらず、超短期トレードが可能だったのですが、国内業者に関しては利用者の安全性を考慮した上で規制をかけることになりました。
規制前のバイナリーオプションで利益を上げていたトレーダーが規制のかかっていない海外業者へ移行し、規制前の取引が出来るということもあり、今では馴染みの『ハイローオーストラリア』などの海外業者がバイナリーオプションを取引する為の業者として主流となりました。
この規制により提供されるサービスが異なることになりますので、自分にあった業者を探すといった手間が無くなっと考えられます。
バイナリーオプションの歴史のまとめ
以上の事をまとめると
- 2003年:イギリスの会社のIGホールディングスによりアメリカで金融商品化
- 2009年:IGホールディングスが日本のFX ONLINE JAPANと提携
- 2011年:日経新聞に取り上げられ人気が出る
- 2013年:国内業者への取引規制による海外業者の人気が出る
といった流れがあります。バイナリーオプションは日本でも正式な金融取引(投資)方法として認められています。
つまり、浅はかな知識で稼いでいこうという考えでは稼ぐことは難しいでしょう。
取引方法からギャンブルに近いと称されるのは、日本の規制を見れば分かる通りですが、安易にできるという点からあまり深く考えないトレーダーが増えたこともそう思われるようになった由縁でしょう。