為替取引をするに時間は関係あるのか?というお問合せも最近増えましたので今回は1日における相場の変化と各市場における特徴をまとめたいと思います。
時間帯は関係あるのか?というお問合せに対する答えにもなりますが、自分の取引スタイルや手法によっては勝ちやすい時間帯や反対に不利になりやすい時間帯などは存在します。今回の内容を読み、自分の取引がぞの時間帯において最大に力を発揮し、どの時間帯は発揮しずらいかを把握できるようにし、有意義なトレードをできるようにしていましょう。
世界の市場のオープン時間
世界の市場が開くときは、その市場の参加者が増えるということになります。市場参加者が増えるということは売り買いがより多くされるので値動きが出やすくなります。
上記の画像は世界の各市場のオープン時間になります。
世界の中で最も市場が早く開くのはニュージーランドのウェリントン市場です。このウェリントン市場がオープンしてからは、
オーストラリアのシドニー市場➡日本の東京市場➡アジアの香港市場、シンガポール市場、バレーン市場➡ヨーロッパのフランクフルト、チューリッヒ、パリ、ロンドン市場➡アメリカのニューヨーク市場という順にオープンしていきます。
またニューヨーク市場が閉まる時間がマーケットクローズとなり、ニューヨーク市場が閉まるとすぐにシドニー市場が開きます。
為替相場の取引時間帯と世界三大市場
各市場のオープン時間とクローズ時間は、以下のようになります。
この画像は夏時間でのオープン、クローズ時間になります。夏時間というのは4月~10月頃を指し、世界市場の多くではサマータイムが導入されます。
サマータイムの導入は東京、香港、シンガポール以外の市場では、オープンとクローズが1時間早くなります。
例:
ロンドン市場の夏時間:17時~深夜3時➡サマータイム外:16時~深夜2時(日本時間)
ニューヨーク市場夏時間:22時~5時➡サマータイム外:21時~4時
また為替相場では3大市場と呼ばれる市場があり、その3大市場は、東京市場、ロンドン市場、ニューヨーク市場とされています。
各国の市場の特徴
各市場のオープン時の特徴は以下のようになります。
シドニー市場の特徴
日本での早朝時間にあたるのがシドニー時間です。
シドニー市場は参加者が少ない為、乱降下することも多いのが特徴です。動きの特徴としては前日のアメリカ市場の様子や、アメリカ市場が閉まった後に出てきた情報を元に動くことが多いです。
また月曜日や祝日明けのシドニーは市場は、休日明けで一番早いオープンということもあり大きく上げたり、大きく下げたりして始まることが多くなります。
東京市場の特徴
東京の市場が開いているときは、比較的穏やかな相場になる事が多いです。
欧州のトレーダーがほとんどいない為、日本のトレーダーが主な参加者となります。
その為、日本での大きなニュースの有無が為替に反応を与えることはありますが、その点を除けば、緩やかに動く相場です。また言い方としてはレンジ相場となりますんので、バイナリーオプションでの逆張りなどが有効になりやすい時間になります。
欧州市場の特徴
日本で夕方の時間に当たるのが欧州時間です。夕方になると急な値動きを見せる事がありますが、その要因は欧州のトレーダーが参加することにより相場全体の出来高が上がりやすい為です。
比較的に出来高が高いとされる為替市場になりますので、FXなどの金融商品は値幅を取りやすい時間という意味でも有効になりやすいです。
注意点としてはオシレーターをメインに取引する方であれば、日本時間とロンドン市場の出来高の変更かたオシレーター系の指標が効きづらくなりますので、出来高系のインジケーターなどを上手くフィルターとして利用し、危険を回避していくことをオススメします。
アメリカ市場の特徴
日本での夜間から深夜に当たるのがアメリカ時間です。アメリカ時間は最も市場が良く動きます。
特に、20時から2時ごろは欧州とアメリカの両方のトレーダーが参加しますので、取引は活発になります。
また、アメリカ時間は経済指標の発表も頻繁にありますので、この時間帯に取引するのであれば、重要な指標があるかないかはしっかり確認し、指標発表前後の取引には注意していきましょう。