投資の世界において相場を知る為に必要な分析は、テクニカル分析ファンダメンタル分析があります。

主に為替相場の世界においてはテクニカル派のトレーダーが大半です。

 

テクニカル分析と一言にいっても使われる指標には『トレンド系指標』『オシレーター系指標』に分けることが出来ます。

他にも非時系列系や出来高系などもありますが、為替取引においてはほとんど使われることはありません。

 

トレンド系とオシレーター系の指標はそれぞれ異なる観点から相場を捉える為。自分のトレードスタイルや相場によって効果の有無を見分ける必要はあります。

また異なる性質を持つトレンド系とオシレーター系を組み合わせすことで全体の動きを明確にとらえることも可能で、両方の指標を組み合わせて使うトレーダーも多いです。

トレンド系指標の特徴

トレンド系のテクニカル指標の特徴としては、現在トレンドが発生しているのか、そのトレンドが上昇トレンドなのか、下降トレンドなのか、またどれぐらいの強さがあるのかを判断する為に有効な指標になります。

 

トレンドが発生している時は、順張りトレードで利益を上げやすいので、順張りのトレーダーはトレンド系指標の示す売買ポイントでエントリーや決済していくのが良いでしょう。

 

ただし、見分けるポイントとして、トレンドが発生しても、そのトレンドが始まったばかりなのか、終わりなのかを見極めなければなりません。

またトレンドには強弱があり強いトレンドは長く続き、短いトレンドはすぐ終わるという特徴もある為、

エントリーをする際にはそういったポイントも抑えておくべきでしょう。

主なトレンド系指標

移動平均線(MA)
ボリンジャーバンド
MACD
・一目均衡表
・DMI
・平均足

オシレーター系指標の特徴

オシレーター系のテクニカルの特徴としては、相場の絶対水準などは関係なく、現在の相場に対し買われすぎ・売られすぎを判断するのに有効な指標となります。

 

有効な相場としてはレンジ相場(揉み合い相場)で、トレードの手法としては逆張りトレードが良いとされます。

主なオシレーター系指標

ストキャスティクス
RSI
・RCI
・モメンタム
ウィリアムズ%R

トレードの種類と指標

トレードの手法としては上記でも少し触れているように

『順張り』と『逆張り』と呼ばれる2種類のトレード方法があります。

また順張りの投資家をトレンドフォロー型、逆張りの投資家をカウンタートレード型と言います。

トレンドフォロー型

上昇トレンドであれば買いでエントリー、下降トレンドであれば売りでエントリーとトレンドに沿ったトレードをすることを

順張りといいます。

順張りでエントリーをするトレンドフォロー型の投資家は主に、トレンド系指標と相性がいいとされます。

カウンタートレード型

上昇トレンドの天井を予測し、売りのエントリー、下降トレンドの底を予想し、買いのエントリーと

トレンドの流れに逆らったトレードをすることを逆張りといいます。

逆張りでエントリーをするカウンタートレード型の投資家は主に、オシレーター系指標と相性がいいとされます。

テクニカル分析を使いこなす

テクニカル分析を有効に使うにはまず自分のトレードスタイルがそういったものなのかを知るほうが良いでしょう。

上級者になれば、相場において変える人もいますし、順張りトレーダーの心境、逆張りトレーダーの心境を知る為に

併用をしてどちらでも得意というのが真のテクニカル分析となるでしょう。