RSIはオシレータ系指標の中でも用いる方が多い指標の一つです。
今回はそのRSIとは一体何が基準となっているのか?どう使うといいのか?
計算式や見方なども含め紹介致します。
RSIとは
RSIとは、Relative Strength Indexの頭文字を取り、一般的には『アール・エス・アイ』と呼ばれ、日本語では、相対力指数を意味します。
RSIは、一定期間の相場における『値上がり幅』と『値下がり幅』を活用し、値動きの強弱を数値化したもので表し、
今の相場が買われすぎなのか?売られすぎなのか?という判断をする為の指数となります。
計算式
RSIの数値は、以下の計算式より求められます。
$$ RSI(n) =\frac{A}{A\times B}\times 100\%$$
A=(n)日間の値上がり幅の合計
B=(n)日間の値下がり幅の合計
計算例
100円からスタートしている値動きを7日間計測した値が
以下のようになる時のRSIは以下の値になる。
一日目 | 105(+5) | 五日目 | 130(-10) |
二日目 | 130(+25) | 六日目 | 150(+20) |
三日目 | 150(+20) | 七日目 | 160(+10) |
四日目 | 140(-10) |
上昇幅(A)の合計・・・80(5+25+20+20+10)
下降幅(B)の合計・・・20(10+10)
の時のRSIは
$$ RSI(7) =\frac{80}{80\times 20}\times 100\% = 80\%$$
となり、RSI=80と言えます。
つまりある一定期間での値動きの中で
上昇幅はその期間の何%なのか?
というのがRSIの示す数値となる。
使い方・見方
一定期間の上昇幅が何%なのかを示すRSIは一体どう使うことで有効なのか?
というのが非常に大切なことです。
RSIの数値の見方としてはグラフ化されたものの数値があるので特に難しいことはありませんが
有効的な数値としては、買われすぎが70~80、売られすぎが30~20と言われています。
その為、70~80以上になった際は買われすぎと判断し、売りでエントリー、
30~20以下になった際は売られすぎと判断し、買いでエントリーが一般的によく使われています。
実際のチャートとRSI
またRSIが有効に作用するのは、持ち合い相場やレンジ相場の時です。
注意点
まずは以下の画像をチェック!!
RSIが70~80に推移し、上昇を続けているのが分かると思います。
RSIの使用に当たる注意点ですが
RSIは価格の急騰、暴落など、値動きが一方的に作用するような相場では有意性は低くなります。
値動きには注意しながらRSIを有効に使いましょう。